ハッシン会議では、広報PRの勉強会を定期的に開催しています。

今回は、NPO法人TABLE FOR TWO International に所属する、ハッシン会議メンバーの小此木利沙さんより、「おにぎりアクション」について、オンライン記者発表とSNS活動を行った様子をご紹介いただきました。

記者発表会は36名のメディア参加があり、あさイチ、news zeroなどで紹介されました。

小此木さんにシェアしていただいた内容をピックアップしてお伝えします。

おにぎりアクションとは

日本の代表的な食である「おにぎり」をシンボルに、 「おにぎり」の写真をSNS（Instagram, Twitter, Facebook)、または特設サイトに投稿すると、 1枚の写真投稿につき給食5食分に相当する寄付(100円)を協賛企業が提供し、 NPO法人TABLE FOR TWO Internationalを通じてアフリカ・アジアの子どもたちに給食をプレゼントできる取り組みです。

TABLE FOR TWOは開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む、 日本発の社会貢献運動です。

メディア掲載

SDGs達成に向けた機運の高まりに乗り、継続的にメディア露出できました。

掲載数は175件で、昨年比2倍となりました。

テレビは、NHK「あさイチ」、日本テレビ「news zero」、テレビ朝日「しあわせのたね。」、NHK「未来へ17ACTIONS」、NHK news沖縄、BSフジ「ゲームで分かる!SDGs」など、9媒体で全15回放送されました。

朝日新聞デジタル「SDGsACTION」には3回掲載、Yahoo!ニュースには13回掲載、その他にも「25ans」、「Camcan」、「LEE」、「Hanako」 などに掲載されました。

広報視点を取り入れた企画設計

①ネーミング

シンプルで分かりやすいけれど、わかるようで全ては分からない、というところがポイントです。知らない人は知りたくなり、知ってる人は誰かに教えたくなります。

“#OnigiriAction”は、ぱっと見て全ては分からないので、SNS上で「このハッシュタグは何ですか？」「タグを付けるだけで寄付したことになるんです」といったコミュニケーションが、参加者同士で生まれました。

②ストーリー

誰かのために想いをこめて握るおにぎりで、アフリカの子どもたちに温かい給食が届く。

そのストーリーに共感してくれた方々が、自発的にSNSで投稿してくれました。

③絵になる

参加者自身のオリジナリティを出す余白を残し、余白が参加者たちの想像力を掻き立てます。

TABLE FOR TWOのSNS運用

SNSでは、おにぎりアクション参加者が中心となり輪が広がっていきました。

運用する際にTABLE FOR TWOは、

・参加者とヨコの関係でコミュニケーションをする

・ビジネスライクではなく、お友達感覚

・個性が出るように余白を残す

リレーションシップ創出における上記3点のポイントをおさえています。

10月16日の世界食糧デーに合わせ、おにぎりアクション開催期間と位置づけ。

「おにぎりカレンダー」を作り、参加者が楽しんで投稿できるようにしました。

SNSの山場と連動してメディアアプローチができるよう、プレスリリースの配信や記者発表会の誘致を行いました。

オンライン記者発表会には、36名のメディア参加がありました。

2021年のテーマ「手触り感のある人間の暮らし」を表現すべく、全国各地からライブ中継を実施。

所属の垣根を超えて、おにぎりアクションに関わる方々の熱量・想いが伝播していきました。

記者発表会で工夫したポイント

１）絵の提供

２）行動変容の可視化

３）熱量の伝播

この3つを意識しました。

オンラインならではの工夫をしたり、意外性やトレンドを盛り込んだり、ドタキャンを減らすためにメディアへのリマインド送付のタイミング、事前送付の資料内容を検討しました。

発表中も内容のメリハリをつけて、途中離脱を少なくするよう努めました。

活動を振り返って良かった点

・写真・動画データの豊富な提供

・攻めの姿勢(撮れる絵の提案)

・広報担当者が事業内容を把握

・出演者のみなさんが協力的で熱量が高い

が、とても良かったと感じます。

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小此木さん、おにぎりアクションの事例をシェアいただき、ありがとうございました！