ハッシン会議の支援内容

・広報戦略の立案＆広報計画策定
・広報人材の育成、実務アドバイス
　・広報戦略に沿った広報研修
　・広報実務アドバイス
　・PRコミュニティ
　・Learney（伴走型eラーニング）「ひとり広報の教科書」
　・社内報リニューアル
　・全社アンケート
・SNSアカウントの立ち上げ、運用支援
　・公式Instagramアカウント
　・ noteアカウント
・ブランディングプロジェクト伴走
・広報活動のKPI設定と効果測定

導入のきっかけ・導入時に感じていた課題

槙岡様（以下敬称略）：先代の頃はメディアへの露出に消極的で自社の理念に基づいた活動を行っていてもあまり社会に認知されていませんでした。
カーボンニュートラル、SDGsへの取り組み、地元学生の工場見学受け入れやインターンシップなど、全社的にCSRの取り組みに力を入れており、これらを外部に発信すれば、当社の価値がより広く伝わるはずだと考えていました。

そんな中、井上さんの広報に関する講演を聞く機会があり、「伝え方ひとつで印象が大きく変わる」ことに気づきました。まさに、私たちに足りないのは「発信力」だと痛感したのです。
ブランディングに注力する会社方針に基づき、発信力を強化するパートナーとしてハッシン会議さんに問い合わせをしました。
広報のいろはから始める必要があった私たちにとって、最終的に独り立ちすることを目的とした「伴走型」という支援スタイルがマッチしていました。

田岡様（以下敬称略）：丁寧な研修プログラムを提供していることにも期待ができると感じ、依頼に至りました。スタッフの方が朗らかで優しい雰囲気だったのも決め手のひとつです。
広報業務を兼務対応してくれる複数名の社員を集め、「ブランディングチーム」というプロジェクトの名称でスタートしました。

広報研修の感想

田岡：プレスリリースの研修が特に印象的でした。これまでは関係者向けのお知らせくらいしかできていなかったのが、今では地元メディアへ持ち込みができるまでになりました。
また、広報ネタを思いついてから実際にプレスリリースを作成し、発行するまでのスピードも格段に上がりました。

進め方としては、まず広報の基礎を伴走型eラーニング講座（Learney）「ひとり広報の教科書」で学習しました。添削課題を進めるために課題についてプロジェクト内で話し合ったことも、理解を深める上で大変有意義でした。

講師の増田さんによる広報研修も、講座で学習した知識を振り返りながら聞けたので、内容がすんなり頭に入ってきました。
その上で、「当社の場合はどうなりますか」という具体的な質問にも細かく答えていただいたのでよりわかりやすかったです。
また、半年ごとの振り返りを通じて「広報としてできるようになったこと」が明確になり、成長を実感できました。メンバー個人だけでなく、チームとしての成長も感じています。

ハッシン会議の広報伴走を利用して達成できたこと、または改善したこと

槙岡：最も大きな成果の一つは、プレスリリースを起点としたメディアとの関係構築です。
私自身は社外の方や地域の方との交流が多いのですが、当社の具体的な取り組みや事業内容は具体的に伝わっていなかったと思います。
しかし、ハッシン会議の支援を通じて、今では社外の方々から「こっこーさんのお名前をよく見るようになった」「様々なことに挑戦しているね」と言われるようになりました。地域の方々からもお声がけいただく機会が増え、広がりを感じています。

さらに、広報に関わるメンバーの当事者意識が高まったことも成果の一つです。表現方法、ステークホルダーへの配慮、発信前の関係者への情報共有などの点で、メンバーが自発的に行動できるようになりました。結果、広報メンバー内でしっかりとしたチェック体制が構築され、私の最終チェックの頻度が大幅に減りました。

田岡：インターンシップ希望の学生がSNSを見て応募してくれたり、新たに立ち上げた社内報を社員の家族が見てくれたりと、ハッシン会議さんの支援で社内外の理解度も上がったと実感しています。
公式SNSアカウントのフォロワー数も増えており、広報の頑張りが目に見える形で返ってくるのは嬉しいですね。

また、PRコミュニティではメディアのピッチ会に参加し、メディアの方と直接話せる貴重な機会を得られたのもよかったです。
メディアごとのターゲット層や方針を意識してピッチをすることが重要であると学びました。

今後の展望

槙岡：今年度もWebサイトのリニューアル、CSR報告書の作成や工場見学会の実施など、様々な広報活動に取り組む予定です。
社員がより幸せに働けるための福利厚生も検討しているので、社内報などでの周知も強化したいですね。

プロジェクト開始から1年半、昨年度の社長賞はブランディングチームが受賞し、広報専任者の採用も実現できています。
今後もハッシン会議さんにサポートいただきながら、取り組みをさらに加速させ、広報体制を盤石にしていきたいです。

今後、広報活動を強化しようと考えている企業へのメッセージやアドバイス

槙岡：広報と聞くと、費用面を含め、ハードルが高いイメージを持っていましたが、ハッシン会議さんとの取り組みを通じて考え方が変わりました。
SNSなどをはじめ、低予算ではじめられる手段は豊富にあります。難しく考えすぎず、思い切って広報活動に飛び込んでみたら、きっと新しい世界が広がるはずです。

田岡：広報活動を進める上で何から手をつけて良いか分からない時「相談すれば、手順を教えてもらえる」という安心感は非常に大きいです。
できる部分は自社で進めつつも、知識や人手が必要な際には専門家であるハッシン会議さんを頼りにし、相談に乗っていただいています。

当社では複数名でブランディングチームを組みましたが、会社の方針などでひとり広報の体制で進める場合もあると思います。
その際は、広報担当者を社としてサポートできる体制を組むことが重要だと思います。
ハッシン会議さんは、安心して話せる相手だと感じています。広報に困った際にはぜひ頼ってみてほしいです。

※インタビュー実施月：2025年10月