コラム77 テレビマンや新聞記者のアタマの中を想像してみる
皆さんこんにちは。
今日はプレスリリースを見る側のテレビマンや新聞記者が考える、というお話をしたいと思います。
毎日、新しい商品・サービスのローンチに始まり、企業が独自に集計したアンケートの報告、イベント告知に人事の報告など、たくさんのネタがリリースされています。
プレスリリースは「情報」を発信するので、それ自体には価値はあります。
ただ、その情報の全てがメディア掲載につながるかは別の問題となります。
なぜなら、記者・ディレクターは、自分たちが「企業の宣伝材料」になるのを嫌うからです。
そういった観点から、マスコミ露出の共通点は大きく4つあると考えます。
①話題性=トレンド
②画力=インパクト
③唯一無二=オリジナリティ
④共感=ストーリー
もっと細分化できますが、大まかに上記4つがあると考えます。
上記を踏まえた上で、テレビマンや新聞記者はリリースを見て、こんなことを考えています。
一例を紹介すると…
テレビマン
「ネタや取り組みはいいんだけど、画の取れ高クリアできるかな。現場にカメラマンと行ってみての取れ高次第かな」
新聞記者
「ネタや取り組みはいいけど、どんな人が取り組んでいるのかな。人物像を掘り下げることができたら、長めの記事いけるかな」
などと、あれこれ映像や記事の構成を考えながらリリースに目を通しています。
この状態、実は非常にもったいないんです。
なぜなら、リリースにそこまで書き込んでいれば上記の「●●かな」という疑問は解消できるのですから。
一つ、筆者が作成したリリースの例を挙げてみましょう。
「SDGs ”誰でも楽に着られる服を”~1600通りのセミオーダー」
障がいの有無や性別・体型などの「違い」にとらわれず、どんな人でも楽に着ることができる服を作るアパレルブランドの試着会がありました。
この企画を立ててプレスリリースを書いたのですが、車いすの人が試着する様子が画的に必須だと思ったので、車いす生活の友人に来てもらって、実際に試着してもらうことにしました。
試着時間は1時間ごとに区切られていたので、
友人には15時〜16時でお願いして、そのこともテレビ局側に伝えました。
そうすることで、代表のインタビューを午前に、物撮りを試着会の前に設定でき、局側に多くの素材を提供する機会を増やせました。
テレビの場合は編集権は局側にあるので、
素材を多く提供できるかはOAのポイントの1つになります。
ここまでいくと、ある種「企画力」が問われます。
しかし、テレビ番組のほとんどあらゆる「企画」で成り立っています。
上手だと思うリリースには、話題性=トレンド」「画力=インパクト」「唯一無二=オリジナリティ」「共感=ストーリー」が上手に織り込まれています。
ご参考にしていただければと思います。
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