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【勉強会開催報告】専門家に聞く書籍PRの基本とポイント

【勉強会開催報告】専門家に聞く書籍PRの基本とポイント

自費出版やオンライン書籍出版など、出版形態も多様化し、出版までのハードルは下がっている一方、出版すれば確実に売れる(読んでもらえる)わけではありません。出版にはセットで効果的な書籍PRが必要です。

そこで今回は、作家のエージェント会社であるアップルシード・エージェンシーより丸山隆子さんをお招きし、書籍PRの基本とポイント、書籍出版の可能性を高めるためのPRについてお話しいただきました。

アップルシード・エージェンシーについて

2001年に設立された日本国内で初の本格的な作家のエージェント会社。

作家への情報提供、企画書・原稿のブラッシュアップ、出版社への売り込み、条件の交渉、作家の講演・セミナーの企画等を実施。

医療・教育・経済・教養・ビジネス・文芸と、多岐にわたるジャンルの専門著者約200名と契約している。

これまで200名超の作家デビューに関わり、延べ1100冊以上の書籍化実績がある。

業務は大きく2つに分けられる

まだ出版したことがなく、本を出したい方のサポート

まずどんな本が書けそうかをヒアリングし、企画書を作成。それを出版社に売り込み、本の出版まで伴走する。

出版経験がある作家のサポート

出版社との交渉に同席したり、次回の本の企画、販路をどうするか等を作家とともに計画する。

ホームページ:https://www.appleseed.co.jp/

丸山隆子さんについて

キャリアのスタートは銀行員。PR代理店2社を経て、中野区の公共施設、アウトドアブランドのプレスなどを経験。2019年末にアップルシード・エージェンシーに入社。作家と書籍の広報PRを専門に担当している。
Twitter:https://twitter.com/asamarurin

書籍PRの基礎知識①出版形態−自費出版と商業出版−

書籍PRの基礎知識②商業出版の条件

書籍PRでのポイント

本の制作過程で大切なのは、「誰に向かって何を発信していきたいか」という、キーメッセージを固めること。このキーメッセージは、書籍出版の可能性を高めるためのPRや、書籍出版時のPRターゲットメディアの絞り込みにおいても重要になってくる。

通常のPR業務に加えて、書籍PRに発生するアクション

・著者プロフィール資料の作成
・抜粋記事プロモート
・書評プロモート
・献本

最近では、テレビを含め「この媒体で紹介されると売上が伸びる」という方程式がないのが出版業界の共通認識となっている。献本できる冊数も限られているため、献本先は本のターゲットにより変わってくる。

ビジネス書を紹介するYouTuberへDMでコンタクトを取り、献本することも。登録者数の多いチャンネルで紹介され、重版した経験もある。

YouTubeチャンネル例 >学識サロン >YouTube図書館

・書店でのイベント

作家が読者と交流できる貴重な機会なので、書店イベントは作家の満足度がとても高い。一方で、出版元にとっては労力がかかるため、イベント実行のためには出版元との交渉も必要となってくる。

事例1)出版未経験の方が商業出版するまでのPR

著者:年間300件の離婚裁判を担当する女性弁護士 後藤 千絵さん

出版した本のタイトル:誰も教えてくれなかった「離婚」しないための「結婚」の基本

まずは著者の認知度を高めるPR活動を行った

①SNSの活用(もともとSNSを運用していなかった)

書籍にしたい内容をTwitter、note、ブログにて継続的に発信。

②著者の打ち出していきたいプロフィールや活動内容をまとめ、メディア露出。

ウェブメディアでの連載(実際の離婚事例を紹介)
→メディアの取材を受けるように (掲載一覧はこちら

連載記事はこちら

→認知度が高まり、書籍出版へ ※出版まで要した期間は1年半

事例2)すでに複数の著書を持つ方の書籍PR

著者:ライフコーチ・非認知能力の子育てのパイオニア ボーク 重子さん

本のタイトル:子育て後に「何もない私」にならない30のルール

①本の企画

それまでは「子育て」をテーマとした書籍が多かったが、切り口を変えて「子育てを終えた女性の生き方」をテーマに。

②出版前・出版後1〜2ヶ月の書籍PR

・発売日近辺にメディアで記事投稿
・プレスリリースの作成、配信
・書店イベント、協賛企業とのオンラインイベント
・インスタライブ

事例3)時勢に合わせた露出で重版につながったPR

著者:大手外資系生保で資産運用に携わる金融マン 冨島 佑允さん

本のタイトル:数学独習法(2021年6月出版)

〈社会的背景〉

・有名ビジネスマーケターが「数学理論」を用いてテーマパークの売上をV字回復させたエピソードや、「ビッグデータの活用」等が認知され、ビジネスマンも数学の理論を知っておくべきという意識が広まっていた。

・コロナ禍で「指数関数的増加」などの数学用語を使った報道を目にするようになったり、学び直しブームが起こっていた。

→メディアからの取材+新聞広告への出稿+広告が出る日に合わせ記事を出す

→露出のボリュームを出し、流れを作った結果、7刷重版に

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〈ブログ編集者あとがき〉

「約2500〜4000人に売れる内容かどうかを見る」という商業出版のリアルな数字感や、「誰に何を伝えたいか」というキーメッセージを固め、メディアや手法を変えて書籍PRをされている具体的な事例を知ることができました。特にYouTubeチャンネルも個別に把握しアプローチされていることは、そこまで細かく動かれているのかと驚きでした。

こうして書籍出版の裏側のお話を伺うと、書籍の売上はPRにも大きく左右され、効果的なPRが重要なのだと改めて感じます。

(執筆:横田マリ子)

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