【勉強会開催報告】B to B企業の広報&ブランディング〜島田電機製作所 広報担当部長 ボタンちゃん〜
~ニッチな商材でも企業まるごと注目されるための広報の姿勢~
B to Bの商材やサービスを扱う企業は、B to C企業に比べるとメディアに注目されることが比較的難しいと言われています。
その理由は、一般消費者にとって事業内容がわかりづらい、商材・サービスに触れる機会が圧倒的に少ないということが挙げられます。
そこで今回は、メディア露出も多数されているB to B企業の島田電機製作所 総務部/広報ご担当者様にご登壇頂き、商品単体だけではなく、
企業まるごと注目される広報&ブランディングの裏側についてお話しいただきました。(広報担当部長 ボタンちゃんも大活躍!)
◆広報チーム 自己紹介
◆島田電機製作所ってどんな会社?
※スカイツリー、東京ディズニーリゾートなど、日本のほとんどの著名ビルに島田製作所の電機製品が納品されています。
公式HP:https://www.shimada.cc/
公式Twitter:https://twitter.com/shimax_hachioji
ボタンちゃんについて:https://www.shimada.cc/button-chan
◆ニッチな下請け町工場がなぜ、こんなにもメディアに注目されるのか?
◎直近6ヶ月で44媒体に取り上げられました。
バラエティー番組や、クイズ、そしてOCEANsという30代メンズファッション誌にも!!
→弊社の看板娘という企画で広報チーム小倉心愛さんが出演
◆私たちの広報活動の目的
◆広報を始めた背景
※ここが一番重要で大事にしているポイント
◎たまたまテレビに出る機会があった。
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◎テレビに出ることで、広報活動の重要性に気付いた。
◎世の中のニーズやシーズ、世論の状況、流行などを踏まえたうえで社内改善をイメージしていかないと、本当の意味でいい会社にはならないのではないか、と思えたきっかけになった。
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◎会社の価値観である「理念」や「方針」を、広報の視点で見直し、内と外をつないだ。
◎社員にも社会にも認められる会社こそが、いい会社であると気づいた。
◎内向きと外向き、両方の観点から課題の洗い出しした結果、社員にも社会にも認められることで良い会社が作られるのではと実感できた。
◆私たちの考える広報活動とは
◎広報活動とは、ブランディングかマーケティングいずれかの活動に繋げるためのもの。
◎広報、チームNEW、チームBの全てのメンバーは、自分の部署の業務と兼務している。
◆「らしさ」とは価値観
◆「らしさ」を高める仕組み仕掛け
かっこいいオフィス
◎モノづくりを行っている「ラボ感」を大切にして、かっこいいオフィスを作った。
◎3階のスペース⇒小学校の体育館程のスペースで卓球やバトミントン、筋トレマシンまであり、社員は休憩時間などに楽しめる。
◎これらの取り組みはアイデアレベルではなく全て企画まで昇華している。
◆広報活動のフックを作る
◎島田電機はエレベーターの表示器を戦前から作ってきた。(ランタン、インジ、ホールボタン)
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◎一般の人にも刺さりやすいかどうかを考え、世間との接点が多いボタンをフックにした。
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◎本気のファン作りフックとしてボタンを軸に4つの取り組みを行った。
◎ボタンちゃん:ひたむき&前向き ⇒ 島田電機の社員の性格(ヒアリングをした)
◎会社のいたるところにボタンちゃんを取り入れる。
→日々、日常の中にボタンちゃんがよりそっているような感覚を持ってもらえる、当たり前になる。
◎ボタンちゃんソング:ちゃんとミュージシャンと作っている。社員全員が参加、会社の想いを入れ込んでいる。
→一般的には理念の共有に留めるが、MV、サブスクでも配信する。
◎PRカレンダーに基づいた限定キーホルダー
◎旧正月は現地一般社員からのアイデア → 可能な限り積極的に採用
◎今年の一月に予約を開始し、わずか30分で12月までの予約が埋まった。
◎半数以上の取材がこの1000のボタンについて。
◎まさに創造を膨らます写真とふわっとした文章が人の興味を惹きつけたベストな事例。
◆広報担当者の意識
◎どうやったら面白がってもらえるかを常に考える
◎会社の資源全てを個性に変えて武器にする
◎アイデアは想いつき・企画は想いやり、愛がある
らしさ×社会の関心事×ユニークな取組みはメディアに注目される
◎メディア露出はたくさんしているけど、これが目的ではない。
◎目標を達成した上で成し遂げたい事が目的。
◎「売上をあげたい」が目標だったら広報ではなく広告でも良い。
~広報活動とは、いい会社を作ること。好きの連鎖が広がれば会社も社員もどんどん良くなっていく~
誠実に慎重に言葉を選びながらお話される広報チームの仲松さん。
勉強会中にも、参加者の敏腕ベテラン記者から「今まで取材した対象の中でも抜群に面白い!是非取材させてほしい!」という声がかかるのも、納得の魅力満載の90分でした。
直近6ヶ月で44媒体に取り上げられるという驚異の実績を手にしながらも浮足立たず、1歩1歩確実に歩まれ、取材者への気遣いを忘れないその姿勢が更なる媒体を呼び寄せるという好循環を目の当たりにしました。
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