ハッシン会議の支援内容

・広報戦略の立案
・広報人材の育成
　・広報戦略に沿った広報研修計画、オンボーディング支援
　・広報実務アドバイス（メディアリレーションズ、ライティング）
　・PRコミュニティ
・広報戦略に沿った実務支援
　・SNSアカウントの立ち上げ、運用支援
・全社向け広報レターの定期発行支援
・危機管理広報研修
・広報活動のKPI設定と効果測定

導入のきっかけ・導入時に感じていた課題

吉田様（以下敬称略）：近年、事業規模が急激に拡大し、事業部ごとで商品をアピールしていましたが、会社全体としての広報活動が思うようにできていませんでした。数年前、広報を強化するプロジェクトを立ち上げたものの、うまく続かず「広報をやるならしっかりとやりたい」と考えていました。

そんな中、ハッシン会議を井上さんの書籍『ひとり広報の教科書』で知り、伴走型の支援に興味を持ちました。当社のニーズを理解し、具体的で見通しがたてやすく、イメージがつきやすい提案をいただいたと記憶しています。
発注検討にあたり他社にも提案をもらいましたが、広報課題の理解や、施策の規模感が異なっていました。

広報研修の感想

内山様（以下敬称略）：「動画の撮り方」合同研修やPR TIMES入稿等の研修、Canvaの研修などが印象的でした。どれも実践的な内容でした。また、PRコミュニティにてメディアの方に向けたピッチ会や、他社広報さんとのリアル交流会に参加する機会があったのもよかったです。

1年間の研修を終え、今は実務を支援してもらっています。広報の専門知識が何もなかったので、昨年は聞くことすべてが新しく感じました。
そのぶん、教わったまま反射的にやってしまっていた部分も多かったので、今は、背景や意義をふまえて自分なりに考えた上で、不明点を都度ハッシン会議さんに聞きながら、自社の状況にアレンジするように努めています。

ハッシン会議の広報伴走を利用して達成できたこと、または改善したこと

内山：伴走開始のタイミングで、広報に関する社内向けアンケートを提案されて実施しました。どきどきしましたが、忌憚のない意見もありつつ、広報に期待してくれている人が多いことを感じました。アンケートには「広報に協力してくれる人」という項目を入れ、それを手がかりにし、各事業部に広報活動の協力をお願いしていきました。
また、既にあった社内報とは別に、ご提案を受けて隔月で「カイテック広報レター」を配信しています。社内報では事業部長のメッセージを掲載しているので、広報レターは全社に向けてより身近な内容を発信する場所として機能しており、これまで接点のなかった人とつながることができるのもよかった点です。今後、社員の要望を集められるようなコミュニケーションができればと考えています。

吉田：アスリート社員に関する広報も印象に残っています。当社がアスリート社員を採用した数ヶ月後の2024年夏、東 晟良選手がパリオリンピックでメダルを獲得しました。このタイミングでの情報発信やプレスリリースで、当社も注目されるきっかけを得ました。ハッシン会議さんに支援・伴走をしてもらっていなかったら、うまく発信できずに機会損失に繋がっていたかもしれません。

内山：アスリート社員入社のタイミングでは、写真の撮り方のレクチャー、ロケハンなど支援してくれました。撮影した写真をHPに特設コーナーを設けて、初出社シーンと動画メッセージ、プレスリリース公開するといった一連の対応で、広報がやっていることが社内で可視化されたきっかけになりました。支援してもらって開設したInstagramでアスリート社員の出社時の様子などを主に投稿していますが、今後はアドバイスをいただきながら切り口を増やしていきたいです。
また、PowerPointのデザインも作成してもらいました。現在、社内で皆が使ってくれてとてもうれしく思っています。

今後の展望

吉田：業界内ではそれなりに知名度があるのですが、今後は業界外にも向けて、よりブランド構築に取り組んでいきたいです。広報の可能性を社内に共有していくことも必要だと感じます。広報活動が、営業活動のサポートになったり、事業部同士の理解促進に寄与できるような流れをもっと作っていけるといいですね。

内山：広報として、社内の皆にとって役に立つ存在でありたいので、ニーズや相談ごとを吸い上げる広報の体制が作れればと考えています。

今後、広報活動を強化しようと考えている企業へのメッセージやアドバイス

吉田：「会社に馴染む価値観を持った広報経験者を採用する」のが良いと思いますが、採用できるかどうかは別の問題です。広報の実務知識を持つ人を育てるのは大変なので、一から育成する場合はハッシン会議さんに相談されることを勧めます。
広報は実務の作業量が多く、かつ経営層とも認識を合わせながら進めていく必要があるので、本来は課長クラスの専任者を置き、腰を据えて取り組むのが理想的だと思います。

内山：広報活動を開始した当初は「社員とのエンゲージメント」「既存顧客とのエンゲージメント」の2つを指標にしました。広報の目標が決まれば、課題の明確化や洗い出しを行いながら、ハッシン会議さんがやるべき方法やその順番を示してくれます。
広報研修を受け始めた頃の自分にアドバイスするとしたら、「研修の予習復習をしましょう」と伝えたいです。広報活動では、自社のさらなる理解や、経営目線など高い視座が必要となり、余裕がなくなりやすいのですが、だからこそしっかり基礎を固めておくことで、着実に次に繋がっていくと思います。