CASE導入事例
- 医療業界の中でもユニークな取り組みをしているにもかかわらず、チーム同士・各拠点同士の取り組みを知る機会がなく、かつ社外にも発信できていないことに課題感があった。
- トップの発信だけではなく「現場からの発信」、かつ「首尾一貫した発信」を行いたいと考えていた。
- 中部エリア3県の13拠点にいる広報PR未経験の人材と一緒に、社内報を制作。結果、社内コミュニケーションが活発化したほか、書くことを通じて情報を取捨選択して編集する能力が身についた。
- 拠点ごとの発信が加速した。各拠点の広報活動の個別支援もあり、noteなどの発信で、全国・海外からの採用応募につながった。
- 現場からの発信を重要視するゆえに、現場業務との両立が難しく広報施策の継続に課題があったが、「もくもく会」など現場の状況にカスタマイズして支援してもらうことで取り組みを継続できた。
- 医療業界の中でもユニークな取り組みをしているにもかかわらず、チーム同士・各拠点同士の取り組みを知る機会がなく、かつ社外にも発信できていないことに課題感があった。
- トップの発信だけではなく「現場からの発信」、かつ「首尾一貫した発信」を行いたいと考えていた。
- 中部エリア3県の13拠点にいる広報PR未経験の人材と一緒に、社内報を制作。結果、社内コミュニケーションが活発化したほか、書くことを通じて情報を取捨選択して編集する能力が身についた。
- 拠点ごとの発信が加速した。各拠点の広報活動の個別支援もあり、noteなどの発信で、全国・海外からの採用応募につながった。
- 現場からの発信を重要視するゆえに、現場業務との両立が難しく広報施策の継続に課題があったが、「もくもく会」など現場の状況にカスタマイズして支援してもらうことで取り組みを継続できた。
ハッシン会議の支援内容
・法人経営者との広報戦略の立案
・広報人材の育成
・広報実務アドバイス(プレスリリース作成、メディアリレーションズ、インタビューライティング、SNS運用、デザイン)
・各拠点のnoteアカウントの立ち上げ、運用アドバイス
・全拠点向け社内報「オレンジ+(プラス)」の定期発行支援
・広報活動のKPI設定と効果測定
導入のきっかけ・導入時に感じていた課題
藤岡様(以下敬称略):当医療法人は医療業界の中でもユニークなことを多数やっているにもかかわらず、チーム同士・各拠点同士の取り組みをお互い知る機会がなく、かつ社外にも発信できていないことに課題を感じていました。
専属の広報担当者を外から入れるのではなく、現場の発信力を高めたいという思いがあったのですが、特に医療従事者は情報発信に慣れていない人も多く、最初から社外向けの発信を強化するのはハードルが高いと思っていました。
そのため、まずは社内向けの発信から段階的に取り組みたいと思っていましたが、当時はコロナ禍で、医療従事者の移動も制限されていた時期です。中部エリア3県にまたがる13拠点の医療法人オレンジ・オレンジグループ、スタッフ約200人に対して、情報を扱うトレーニングをどうやって実現していいかわかりませんでした。
知人を介して井上さんとハッシン会議さんを知りました。井上さんが広報にかける思いを常に綴られ、発信されていることに大変共感していましたし、ハッシン会議さんの支援領域が「広報人材の育成」ということで今支援してもらいたいことと重なると感じました。
私自身は医療業界出身ではなく、民間企業で経験を積んできたので「自分の言葉で語ること」についてかなり修行したのですが、そうしたことも社内で教えるすべがありませんでした。
また、広報活動にあたって現場からの発信を考えてくれて、事業内容や社内状況に対し真摯に耳を傾けてくれる姿勢が私たちのやりたいことにフィットすると期待しました。
ハッシン会議の広報伴走を利用して達成できたこと、または改善したこと
藤岡:ヒアリングのうえで、社内報の運用を提案されました。ハッシン会議さんの支援のもと、3県の各拠点から1名ずつ代表者を出して2チームに分け、交代で社内報を制作しています。
最初は手探りでしたが、3~4回発行した頃から担当者の楽しそうな表情が見え始めました。制作チームは毎月、現場の業務もある中、時間を工面しながら社内報の定例に参加してくれています。
社内報を欠かさず読んでくれるスタッフも増え、毎年ハッシン会議さんが実施してくださる「発信に関する社内アンケート」での「事業所やチームを超えて活発にコミュニケーションがある」の数値も上がっています。
当医療法人でも過去、社内報を制作していたことがありましたが、その時は継続できませんでした。強い必要性を感じ、かつ強力に推進する人がいないと、「なくても大丈夫なもの」は優先度が下がっていきがちです。
ハッシン会議さんにサポートしてもらい、期限に間に合うように催促していただいたり、もくもく会(集まって社内報やnoteの原稿を書く会)を実施したりなど、おしりをたたき続けてもらえて助かっています。このような支援があることで、企画の立ち上がりがよりスムーズになると思います。
現場の変化については、もちろん個人差もありますが、社内報やnoteの編集・執筆に取り組むことで、読みやすさを意識して書くこと、言葉遣いを考えることのほか、情報を取捨選択して編集する能力が身についたメンバーが出てきたと感じます。
当社には強い思いを持つ人がたくさんいます。
もともと、診療の現場では患者さんの調子や状況に応じて、かなり柔軟にコミュニケーションできる、クリエイティブな人材がたくさんいるんです。しかし会話ではなく「書く」行為となると勝手が変わってしまうようで、その状態から、書いて伝えるスキルも少しずつ身についてきて、拠点ごとの発信が加速していると感じます。
特にnoteは採用広報の観点でも活用が始まっていて、noteの投稿によって全国・海外からの採用に関する問い合わせや応募、研修・講演・視察依頼にも繋がっています。
また、ソーシャルメディア運用やウェブサイトの改修、プレスリリースなど、各拠点の広報活動を、ハッシン会議さんに個別でサポートしてもらっています。
今後の展望
藤岡:最近は各拠点にコミュニケーション担当がいる状態になりつつあり、良いことだと感じています。
今後も、現場からの発信を重要視していきます。業務との両立は課題ですが、人の命が関わる医療法人だからこそ実態と乖離する状況は避けたいと考えているので、発信においてのリアリティや、首尾一貫していることにこだわります。
「医療知識など、専門性を持ったメンバーが書いて伝える力を持つ」。これは組織にとって大きなインパクトがあります。医療の現場には様々なドラマがあり、伝えていく価値と可能性が満ちているからこそ、各スタッフの目線で、地道に発信できればと思います。
また、発信を通じ、医療法人オレンジ・オレンジグループをより開かれた存在にしていきたいという思いがあります。「こうした関わり方なら私も医療法人オレンジ・オレンジグループに関われるかも」と思ってもらうような発信をしていきたいということです。
日々の業務や組織運営に追われていると、どうしても視野が狭くなりがちです。近い距離感で、かつ客観性を持つハッシン会議さんがいることで、「私たちにとって当たり前のことでも、世の中から見ると当たり前ではない」ことに気づくこともできます。個人的には、コミュニケーションや情報発信について、共通の言語や視座を持って一緒に考えることのできる仲間が社内にいなかったので、相談できるのはありがたかったです。
これからも、いい意味ではっとさせてくれる存在として居続けてほしいですね。
今後、広報活動を強化しようと考えている企業へのメッセージやアドバイス
藤岡:情報発信の施策を考える前に、自分たちが何者であり、どういう変化を望んでいるのかを考えることが最初のステップだと思います。自分の内側にない想いや言葉は伝えられません。
事業運営は、つまるところ、誰かとの関係構築に帰結すると思っています。想いをともにする仲間を集め、「こと」をつくるためには、情報を発信し、受けとりながら前に進んでいくというプロセスは欠かせません。
だから、発信しないという道はない。経営と広報・発信は対になるものだと考えています。
この考えは、ハッシン会議さんと歩んだ取り組みの中でより強化されました。強い想いを持つ組織こそ、ハッシン会議さんなどのサポートなどを活用することをおすすめします。
想いをどう伝えるかを一緒に考えてもらうと、伝播していくスピードがさらにあがると思います。

医療法人社団オレンジ
オレンジグループは、「人の暮らしをBe happy!に」をテーマに、国内3県で在宅医療を起点とし、衣食住を含んだ事業活動を行っています。在宅医療クリニックを4つ展開、オレンジグループとして、医療的ケア児のための通い場(福井、長野)、チェアクラフト工房(石川)、パーソナルトレーニングチーム(福井、長野)みんなの保健室(福井2拠点)、カフェ事業(福井2拠点)、特別養護老人ホーム(福井)を運営しています。
https://orangeclinic.jp/ハッシン会議の
「PRコミュニティ」とは?
ハッシン会議では、メンバー同士のシェア会や、特別ゲストを招いたトークイベント、最新情報を共有したりしながら、日々広報スキルアップを目指しています。新規メンバーも先着順で募集中です!