【オープン勉強会開催報告】地域の魅力を発信する「TURNS」プロデューサーと考える話題と波及力のある広報企画の作り方
~知名度が無くてもメディアに注目される秘訣とは~
地域を活性化させるメディア「TURNS」プロデューサー堀口正裕氏を特別ゲストにお招きして、地域広報の事例についてトークイベントを行いました。
ローカル発信を28年、地方創生に関する情報発信を一貫して続けられている堀口さんが地域の情報発信で1番大切にしている事を冒頭でお話してくださいました。
◆TURNSとして行っている基本3原則◆
気づく
楽しむ
発信する
◆更に情報発信のプロとして大切にしている事◆
発信したい内容と本気度の確認
理解、納得、自分ごと化
結果に責任を持つぐらいの覚悟
TURNSの創刊のきっかけは、2011年(平成23年)3月11日に起きた
東日本大震災。
堀口さんは、メディアを作る立場としてこの国のために何ができるのか
若い人を中心に、都心と地方をつなぎ日本をもっと元気にしたいと日々考え続け「TURNS」の創刊を決意しました。
◆「TURNS」タイトルに込めた想い◆
I、J、U、孫、嫁、A、C、HAPPYターン、、
人生の転機
次は、あなたの番!
“It’s your TURNS!!”
このような堀口さんの想いを込めた「TURNS」。
立ち上げ当初は、なかなか理解を得られないこともあり赤字スタート。
しかしTURNS編集部の熱量が伝わり、読者がどんどん増えていきます。
そして地域が元気になるような様々な取り組みがスタートし、都度大きな反響を起こしていきます。
◆主な取り組み◆
・移住促進
各種オンラインイベント、セミナーなどを200以上発信
【事例】
愛媛県西条市の移住プロジェクト
“移住に関してはどれだけターゲットに寄り添えるかが大事”
・PR映像、パンフ制作
・企業とコラボした商品開発や企業と地域との繋がり方を提案
スターバックス、良品計画など
【事例】
無印とのコラボで秋田県大館市の伝統工芸品曲げわっぱのお弁当箱作りイベントを開催〝30名の枠に対して800名のキャンセル待ち"
↓
副業の一つにできる可能性を打ち出した事が応募者に刺さったのでは?
↓
やり方によっては人を沢山集められる可能性を見い出す。
・ラジオ番組とのコラボ企画
IJUターン専門番組「スカロケ移住推進部」と「TURNS」がタイアップ
・人材紹介婚活支援
移住者×継業マッチングプロジェクト「あとつぎターン」など
・地域映画作り
地域全体が自分事となり、普段映画を見ないおじいさん、おばあさんも
映画館に足を運んだ結果、動員数がとてつもなく伸びた
◆編集者視点での情報収集と発信の仕方◆
・地域の課題を隠さず提示する
(SOSが共感を呼ぶ手段)
・読者の「したい」が含まれているか?
(時流、話題のキーワードを意識)
・地域の特性を体現する取材対象者(情報発信者)を探す、ストックする
・常に都市部の生活・価値観と地域を対比させる
・地域の魅力は足し算ではなく、マイナス×マイナス=プラス式で
◆知名度のない企業、取り組みをメディアに気づいてもらうためには◆
・情報をとにかく繰り返し何度もメディア担当者に送る
(メディア側も求めている)
・メディア担当者と仲良くする
(メディア担当者に営業をする気持ちで)
・気に入ってくれたメディア担当者がいたら、時にはライバルも巻き込みメディアキャラバンを作る
TURNSプロデューサー、株式会社第一プログレス代表取締役社長、地域の子供達への武道指導、4人のお子様の父など数えきれない程の顔を持つ堀口さん。
息つく間もないほど多忙な日々と思われるのですが、それを感じさせず終始エネルギッシュで楽しそうな表情を拝見し、誰よりも堀口さんご自身が冒頭でお話されていた「気づく、楽しむ、発信する」を実践され自分ごととして楽しまれているのだな、
そしてその姿が沢山の人を惹きつけ、魅了し、繋がっていくというプロセスが感じられました。
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