勉強会開催報告「プレスリリース フィードバック会:ゲスト フジテレビのめざまし・特ダネ放送作家の須平さん
テレビ番組への最適なアプローチの仕方とは?
ハッシン会議では、外部から特別ゲストをお呼びし、PRを学ぶ勉強会を定期的に行っています。
今回は、「プレスリリース フィードバック会」として、ゲストにフジテレビのめざまし・特ダネ放送作家の須平敦宣さんをお迎えしました!
須平さんは、現在も多数の番組制作に携わる一方、25年以上に渡りテレビ界で培ってきた「人が面白がるものを生み出す」という放送作家ならではの発想術を活かした「おもしろコンサルタント」としての活動をされています。
終始核心をつくコメント炸裂で(笑)、メンバーたちはとても参考になりました。「なるほど、テレビ番組はこのような目線で、このように作っているのか!」と勉強になることばかり。私たち広報担当者は今後どのようにTVにアプローチしていけばいいか、じっくり考える機会になりました。
勉強会でお話いただいた内容を、かいつまんでご紹介します。
■どういうネタならテレビは取り上げたくなるか
1)なぜ「今」なのか
社会が今どこに向かっていて、何に興味があるのか?ご自身のネタが、今テレビで取り上げる必要性があるのかを考えてみましょう。
2)公共性があるか
それが誰かの為になるのか、特になるのかを考えましょう。宣伝色が強くなりすぎないようにすることも大事です。
3)なぜそれなの?
いくつも同じようなネタがある中で、なぜこれなのか?例えば「初上陸」「日本一」など、理由づけとなるキーワードが必要です。他との差別化や特異性があるとより良いそうです。
4)動く絵がどれだけ撮れるか
テレビは動画のメディアなので、新聞やウェブと違い、動画として伝えやすいものか?どう撮影すると良いのかを考えましょう。
5)どの番組のどのコーナーに取り上げられたいかイメージする
企画書をメールやFAXで送るときは、番組の「コーナーの担当ディレクター」につないていただくとよいそうです。一筆添えたり、送りましたと連絡するまでできると、見てもらえやすいとのこと(ただし放送時間を避け、無闇な電話はNG)。過去の放送番組や放送の傾向を調べてみると、良い企画書やタイトルを書きやすいです。
6)番組企画書は、「面白い!」と思ってもらえる「読み物」になっているかどうかが鍵
通常のプレスリリース(会社名から始めるような形式)や、文字ばかりのもの、具体例がないものは読まれづらいそうです。なぜならつまらない・面白さが伝わりづらい・イメージが沸きづらいから。キャッチーなタイトルや、社会現象、わかりやすい具体例をトップに持っていきましょう。番組のプロデューサーの気分になって自分の企画書を見たときに、本当に番組に取り上げたいと思えるか、取り上げやすいかを見つめ直してみてください。
須平さんのお話を聞いて、やはりテレビは新聞やウェブとは全然違うなと改めて感じ、一斉に送るようなプレスリリースをそのままテレビに送るのはもったいないと思いました。きちんと番組の傾向を探り、テレビ専用の「番組企画書」をしっかり作成するべきですね!皆さんも上記の点に気をつけて、是非トライしてみてください。
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【須平敦宣(すびら あつのり)さんプロフィール】
三重県出身。早稲田大学を卒業後、放送作家事務所「オフィスぼくら」に所属。以来、「ジャングルTV」「発明将軍ダウンタウン」「ガキの使いやあらへんで」「ASAYAN」「元祖!でぶや」といったバラエティ番組から「TVタックル」「めざましテレビ」「ノンストップ!」といった情報番組、ドキュメンタリー番組などこれまで手がけた番組は400本を超える。
現在は多数の番組制作に携わる一方、視聴者の心を動かす企画の立案・分析をし、ヒット番組を生み出して来たノウハウを使えば、様々な分野でもヒットを生み出すことが出来る!という思いの下、25年以上に渡りテレビ界で培ってきた「人が面白がるものを生み出す」という放送作家ならではの発想術を活かした「おもしろコンサルタント」としての活動を開始。株式会社ジヴェルニーを立ち上げ、各種企業、飲食業、イベント事業など様々なプロジェクトで活躍している。また、テレビ界の人脈を駆使し、各番組をはじめ各種メディア露出のサポートも行っている。
どうすればプレスリリースがスタッフの目に止まるのか?どうすれば議題に上がるのか?どうすれば採用になるのか?日々、実際に会議をし、ネタの決定をしている側にいるからこそ出来るアドバイスを提供。番組へのアテンドも行っている。
<これまで携わってきたレギュラーテレビ番組>
・ノンストップ!
・めざましテレビ
・みんなのニュース
・奇跡体験アンビリバボー
・チコちゃんに叱られる!
・世界HOTジャーナル
・ビートたけしのTVタックル
・グッド!モーニング
などなど
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