【勉強会開催報告】SAKISIRU編集長に学ぶ、ネットメディアの傾向と掲載獲得のヒント(ゲスト:新田哲史さん)
ネットメディアを知り、広報アプローチを考える
ハッシン会議では、広報PRの勉強会を定期的に開催しています。
今回は、ハッシン会議の会員以外の方も有料で参加できるオープン勉強会を実施しました。
ニュースサイトSAKISIRU(サキシル)編集長、新田哲史氏をゲストにお招きし、ネットメディアの時流や、記事掲載を獲得するヒントといったトピックでお話しいただきました。
ここでは勉強会の内容をピックアップしてお伝えします。
ゲスト:新田哲史(にったてつじ)氏
読売新聞記者(運動部、社会部等)、PR会社、アゴラ編集長(2015年10月〜20年12月)などを歴任。2016年、株式会社ソーシャルラボ創業。2021年、ニュースサイトSAKISIRUを立ち上げ、現在編集長を務める。
ニュースサイトSAKISIRU(サキシル) https://sakisiru.jp/
新田さんのTwitter https://twitter.com/TetsuNitta
■ネットメディアの近年の傾向とは?
1.週刊文春のDXを筆頭に、既存メディアのデジタル化
既存メディアに対しては、引き続き従来の広報アプローチを。
2.動画・音声の普及
若者や大衆向けの遡及手段として、動画や音声ツールを選択肢に入れてもよいのでは。
3.ニュースサイトの多様化
まだまだYahooニュースが強いが、スマートニュースやGoogleニュースも台頭し多様化が進んでいる。
■ネットメディア編集部の内部事情って?
新聞社と一部の大手ビジネス誌(東洋経済)のネットメディアでは、外部の記者から記事提供を受ける「外注」に対し、自社に所属する記者に執筆させる「内製」記事を増やす動きが見られる。
ただ、大半のネットメディア編集部は少数精鋭で、外部執筆者に依存している状態。
⇒ネットメディア編集者が興味のある事例でも、取材に時間を割きにくい+プレスリリース等の情報すべてを注視できているわけではない。
プレスリリースの4か月後に記事として取り上げられ、反響のあった事例
日経オンライン(2022年1月19日)
上記記事の元となったPR TIMESのプレスリリース記事(2021年9月9日)
大企業人材の44%は、DX業務にネガティブ・無関心。DX人材育成の壁は、仕事の「境界線の維持」
⇒記者に売り込んで取材を受けるという従来のスタイルではなく、「外注コンテンツ」として完成品を売り込むのもひとつの手段!
新田さんが手がけた、完成したコンテンツの事例
a.ダイヤモンド・オンライン
b.アゴラ
(PRではなく、記事のアドバイザーとして企業名を載せた例)
■企画はどうやって作る?
ベースは「ニュース感覚」。
ネットメディアのほしいもの=たくさん読まれそうな企画なので、社会性、話題性のある内容を取り上げると良い。
自社からの発信であれば、当事者視点を入れられることが強みになる。
2022年、新田さんが注目する話題
宇宙、医療(バイオ関連)、EV(電気自動車)、NFT、メタバース
新聞記者時代から築かれた経験や人脈、そしてネットメディアの運営側という視点からの具体的なエピソードも多く、ヒントに満ちた勉強会でした。
時流に合わせた企画をつくるためにも、いま何が注目されているのか、アンテナを張ることが重要だと改めて気づかされました。
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